
世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 (幻冬舎単行本)
佐藤航陽
幻冬舎 / 2022-03-31
この本について
最近、世界が複雑すぎて「自分の理解が追いついてないな…」と感じることが多い人は多いと思います。情報は溢れるし、何が事実で何がただの“納得感”なのかもよく分からない。自分の目で見えている世界そのものが揺らぐような、あの落ち着かなさです。僕自身も似たような感覚をずっと抱えていました。 『世界2.0』が面白いのは、このモヤモヤを「メタバース」や「仮想空間」の話としてではなく、「世界の見え方そのものをどう再構築するか」というテーマで説明してくれるところです。例えば、世界の複雑さはもう個人の認知能力を超えているという話や、論理的思考だけでは足りなくなった理由が腑に落ちる形で語られていて、いま感じている生きづらさが単なる自分の弱さではないと分かります。さらに、著者が語る「再現できて初めて知ったと言える」という姿勢は、情報過多の時代をどう歩くかの指針にもなります。 読んでいて一番刺さったのは、「世界を創ろう」としない限り、自分が世界をどう見ているかにすら気づかないという指摘でした。自分の認識の癖や偏りに気づけた瞬間、目の前の景色の扱い方が少し変わります。決して夢見がちな話ばかりではなく、個人の意志だけではどうにもならず絶望した経験など、著者の現実的な視点も混ざっているのが読みやすさにつながっていました。 今の世界の変化を「ただの流行り」ではなく、自分の生き方を見直す材料として扱いたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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