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闇の自己啓発

闇の自己啓発

江永 泉、木澤 佐登志、ひでシス、役所 暁

累計読者数3
平均ハイライト数 16.7件/人
推定読了時間 約8時間17分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%

この本について

最近、ネットや仕事の現場で「世界がどんどん複雑になっていくのに、自分の理解は追いつかない」という感覚を抱くことが増えました。アルゴリズムや政治の議論を眺めていても、何が本質で何が演出なのか判別できないまま疲れてしまう。そんなときに『闇の自己啓発』を読むと、世界の見え方そのものが少しズレる感覚があります。 この本が面白いのは、「現実はすでにシミュラークル化している」といった話を、小難しい哲学の棚に戻さず、今のネット文化や政治、サイバー犯罪の事例まで巻き込んで語ってくれるところです。AIを“天理”に見立てたり、オルタナ右翼の言葉の乗っ取りを解剖したり、VTuberやなろう系を文化の流れとして扱ったり、とにかく接続先が広い。読んでいるうちに、私たちが当たり前と思っていた「主観と対象の関係」すら揺らいでくるのに、変に悟れと言われる感じがありません。 個人的に効いたのは、物自体へ直接アクセスできないという相関主義を出発点にしながら、それでも世界の歪みや残酷さをきちんと観察しようとする姿勢でした。行政の無能さが逆にディストピア化を防いでいる、という話などは笑えるのに妙な説得力があって、自分が立っている場所をもう一度見直すきっかけになりました。 「世界が狂ってきた気がするけど、単純な希望やスローガンでは整理できない」と感じている人に刺さる一冊です。自分の感覚のズレをそのまま持ち込みながら読める稀有な本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

〈人間〉を超越せよ! 『ダークウェブ・アンダーグラウンド』の木澤佐登志ら4名による読書会note連載「闇の自己啓発会」書籍化。
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