
「孤独」という生き方~「ありのままの自分」でいることのできる、自分だけの居場所を求めて~ (光文社新書)
織田 淳太郎
光文社 / 202108
累計読者数3
平均ハイライト数 3件/人
star総合評価 24/100
start序盤集中型
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この本について
人とつながる手段はいくらでもあるのに、なぜか心だけ置いてけぼりになるような日があります。誰かと一緒にいるはずなのに落ち着かないとか、逆に一人でいると「ちゃんとできてないのかも」と焦ってしまうとか。情報も人間関係も過剰な時代に、どこに立てば自分らしくいられるのか分からなくなる瞬間ってありますよね。 この本が面白いのは、「孤独」を強がりでも逃避でもなく、もっと現実的な“在り方”として描いているところです。山で独り生きる人たちの話は極端に見えますが、彼らの言葉の中に、他人の視線に合わせて形を変え続ける日常からふっと離れるヒントがある。例えば、雑念を海面のさざ波として眺める座禅の説明は、今すぐ山に行かなくても、夜の数分だけ自分に戻る時間をつくるイメージとして使えます。また、「いまここにいる自分以外の何かになろうとすることを放棄する」という定義は、SNSのノイズに疲れたときに思い出すだけでも呼吸が整う感覚があります。 この本は、孤立がつらい人というより、「つながりの多さが負担になってきた人」に静かに効きます。大げさな成功論でもなく、悟りを目指すわけでもなく、ただ自分の輪郭を取り戻すための道具として読める一冊でした。
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