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孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

孤独に生きよ 逃げるが勝ちの思考 増補改訂版・孤独論

田中慎弥

累計読者数9
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この本について

人間関係に振り回されたり、孤独を避けるために無理してつながり続けたり、あるいは逆に「ひとりでいたいのに不安がつきまとう」みたいな感覚って、誰でもありますよね。僕も仕事に疲れた日の夜にふと、どちらに寄せても落ち着かない自分に気づくことがあります。 田中慎弥さんの『孤独に生きよ』は、そのモヤモヤを力づくで解決してくれる本ではありません。でも、「孤独って実はもっと現実的で、ひとりきりの特別な状態じゃない」という視点を、丁寧に示してくれます。たとえば、人は完全に孤独になれないし、同時に孤独からも逃れられないという話。これを受け入れるだけで、SNSで取り繕うような焦りが少し薄れます。また、孤独は思考を鍛える時間でもあって、そこで蓄えた言葉や感覚が自分の行動を決めていくという指摘は、読書や仕事の意味づけを静かに変えてくれます。 さらに、この本の魅力は「臆病なままでいい」という姿勢が一貫していること。迷いながらも手を動かし続ければ、それだけで前に進んでいるという感覚が、過剰な自己否定をやわらげてくれます。孤独を恐れず、でも孤独を理想化もしない、そのあいだの現実的な地点に立ちたい人に向いている本です。 「ひとりでいるのがつらい」「でも群れに合わせるのもしんどい」そんな揺らぎを抱えたまま生きている人に、静かに寄り添ってくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

作家デビューまで貫き通した、15年間の引きこもり。つるまず、群れず、自分を失わず。孤高の芥川賞作家による、反時代的幸福論
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