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現代思想の教科書 ──世界を考える知の地平15章 (ちくま学芸文庫)

現代思想の教科書 ──世界を考える知の地平15章 (ちくま学芸文庫)

石田英敬

累計読者数17
平均ハイライト数 18.6件/人
推定読了時間 約7時間32分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
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この本について

日々ニュースを追ったり、SNSで議論を見かけたりするたびに、「結局いまの世界って何が起きてるんだろう」と立ち止まることがあります。自分の感覚も、誰かの価値観も、どこかで見た言葉に引っぱられている気がして、本当のところがつかめない。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本は、そういう行き場のない違和感に対して、いきなり答えを与えるのではなく、ものの見方そのものを整えてくれる一冊でした。たとえば、「いま」をどう問うかという話。私たちが生きている現在を、単なる時間ではなく、自分の立ち位置から考えることが思想の入口になるという指摘が、まず腑に落ちました。また、欲望や価値観が「他者」との関係で形づくられるという説明が、日常の選択や比較で揺れる気持ちに、そのまま重なります。さらに、メディアが感覚の比率を変え、想像力まで左右するという視点は、情報に疲れる原因を少し具体的に言葉にしてくれました。 世界の捉え方を一段階だけ広げたい人、いまの自分の思考を“どこに置けばいいのか”を探している人には、かなり響くと思います。専門書というより、混乱しがちな現代の風景をゆっくり言語化してくれる、そんな距離感の本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現在、私たちを取り巻く「知」の数々は、20世紀以降の世界がおかれた4つの状況から発生する。本書ではそれを、ポスト・グーテンベルク状況、ポスト・モダン状況、ポスト・ナショナル状況、ポスト・ヒューマン状況と名づける。そして、そこから浮かび上がってくる「イメージと記号論」「情報とメディアの思想」「ナショナリズムと国家」など、15個のトピックスに切り分け、ソシュール、レヴィ=ストロース、フーコーという巨人たちの思想を読みなおしていく。ありきたりの哲学教科書では学ぶことのできない、現代思想における全ての最重要論点を、一から平明に解く15章の徹底講義。
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