
日本の難点
宮台真司
幻冬舎
累計読者数13
平均ハイライト数 17.6件/人
推定読了時間 約2時間47分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%
この本について
最近、人間関係の距離感とか、子どもと大人のコミュニケーションのずれとか、「なんでこんなに噛み合わないんだろう…」と考え込むことが多いんです。仕事でも家庭でも、相手とちゃんと向き合いたいのに、どこか表面を撫でるだけになってしまう感じ。そんなときに『日本の難点』を読むと、今の社会に漂う違和感の「背景」が少しだけ見えてきました。 たとえば、いじめや自殺の話になると、気休めの言葉では届かない理由が、関係性そのものの痩せ方にあると説明されます。「お前が死んだら悲しい」が嘘に聞こえる社会という指摘は、重いけれど納得せざるを得ません。また、グループワークや厚い教科書に象徴される“本来の学び方”の話を読むと、制度を変える前に、私たちがどこで理解を置き去りにしてきたのかが見えてきて、教育にまつわるモヤモヤの輪郭も少し整いました。 そして一番刺さったのは、「本気で聞き、本気で話す」関係が減っているという指摘です。効率を優先して相手を取り替えられる時代に、そりゃ深い信頼が育たないよな…と、自分のコミュニケーションの癖まで振り返らされました。社会の問題を書いている本ですが、結局は自分と身近な人とのつながりに戻ってくる内容です。 社会の空気にずっと引っかかりを感じている人や、人間関係の薄さに疲れている人には、静かに届く一冊です。
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出版社による紹介
現代とは「社会の底が抜けた時代」である。相対主義の時代が終わり、すべての境界線があやふやで恣意的な時代となっている。そのデタラメさを自覚した上で、なぜ社会と現実へコミットメント(深い関わり)していかなければならないのか。本書は、最先端の人文知の成果を総動員して、生きていくのに必要な「評価の物差し」を指し示すべく、「現状→背景→処方箋」の3段ステップで完全解説した「宮台版・日本の論点」である。
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