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THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

ブレイディみかこ

太田出版 / 2016-08

累計読者数3
平均ハイライト数 26.3件/人
推定読了時間 約5時間11分
star総合評価 66/100
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この本について

最近、人と話していて「なんで日本ってこうなんだろう」と立ち止まる瞬間が前より増えた気がします。政治の話をするほどでもないけど、日常の小さな違和感が積もっていく感じ。自分がどこに立っているのか、何に巻き込まれているのか、よく分からなくなるときがあります。 ブレイディみかこ『THIS IS JAPAN』を読んで刺さったのは、そういう“説明しづらいモヤモヤ”に名前を与えてくれるところでした。たとえば、日本では右も左も関係なく上意下達が染みついている、とか、人権を神棚に置いて金の話を避けてしまう、とか、保育園という超日常的な場所にこそアナキーな断面が潜んでいる、とか。一見バラバラに見える光景が、著者の視点を通すとゆるやかにつながっていくのが面白いし、自分でも気づかなかった“癖”に触れられた気がします。 個人的にいちばん効いたのは、「貧困」が人権教育から抜け落ちている、という指摘でした。きれいごとだけでは回らない社会の仕組みを、子どもの保育や労働の現場から描いていく流れを読むと、日常と政治の距離が急に近づく。ミクロの風景からマクロが見えてくる感覚があって、読み終わったあと、自分の足元をもう一度見直したくなります。 社会の空気にうっすら違和感があるけど、うまく言語化できていない人に届く本です。

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