
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
ブレイディみかこ
新潮社 / 2024-06-26
この本について
最近、人と関わるたびに「自分の感じ方ってズレてるのかな」とか、「正しさって誰が決めるんだろう」とモヤっとすることが増えていませんか。大きな事件じゃなくても、職場での小さなすれ違いや、身近な人の言葉に引っかかる瞬間ってありますよね。僕もそうで、答えのない中を手探りで歩いている感じがずっとあります。 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』は、その曖昧な揺らぎを「こう考えてもいいのかもしれない」と少しだけ広げてくれる本でした。息子が「どっちが正しかったのかわからないよ。僕の身に起きることは毎日変わるし、気持ちも毎日変わる」とこぼす場面は、まさに自分の胸の内をそのまま言語化されたようで、肩に入っていた力が抜けました。また、ホームレスの男性を追い返す場面から「社会って何を信じることなのか」を問い直すくだりは、自分の“善意の線引き”を静かに揺らしてきます。さらに、息子が親に言わないことを増やしていく描写には、誰かとの距離が変わっていくときのあの痛みと寂しさが、そのまま描かれていました。 答えを示す本ではないけれど、日々の迷いに「それでも一緒に考えていこう」と寄り添ってくる一冊です。こんな人に刺さると思います。正しさより“関わり方”について悩む時間が増えている人。僕もそうでした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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