
ご本、出しときますね?
BSジャパン, 若林正恭, 佐久間宣行, 西加奈子, 朝井リョウ, 長嶋有, 加藤千恵, 村田沙耶香, 平野啓一郎, 山崎ナオコーラ, 佐藤友哉, 島本理生, 藤沢周, 羽田圭介, 海猫沢めろん, 白岩玄, 中村航, 中村文則, 窪美澄, 柴崎友香, 角田光代, 尾崎世界観, and 光浦靖子
ポプラ社 / 2017-04-24
この本について
最近、人との距離感や、自分の感情の扱い方で「正解が見えないな…」と思うことが多いです。怒りも言いすぎたり言い足りなかったりでちょうどよくできないし、仕事があるときだけ自分の価値が保たれているように感じる瞬間もある。大人になったはずなのに、気づけば小学生の頃のままの自分もいて、これでいいのか不安になる。たぶん、そんな揺れが日常に紛れてるからしんどいんだと思います。 『ご本、出しときますね?』に出てくる言葉は、そういう「正しくできない自分」を前提にしたまま進んでいく感じがあって、妙に安心します。嫌いなものから次の好きが生まれる、とか、人に即効性のある言葉を投げないように気をつけてるとか、負の感情を原形がなくなるまで観察して遊ぶとか。きれいごとじゃなくて、ぐちゃっとした部分をそのまま扱ってもいいんだなと少しだけ視野がゆるむんです。 人間関係の温度感がわからなくなるとき、背中合わせで銃を構えているような「仲良さ」しか作れない気がするとき、あるいは、今日はどうしても豚みたいに何もできない日の自分を責めてしまうとき。この本の会話は、その揺れ方ごと肯定してくれます。変わる必要があるとか、前向きになれとかは一切言ってこなくて、ただ「そういう日もあるよね」という目線に近い。 自分の感情と距離を縮めたいけど、説教くさい話はしんどい…という人には特に刺さると思います。読んでいて誰かの声に寄りかかる、というより「この人たちも同じ速度で迷ってるんだな」と思える一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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