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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は (小学館文庫)

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は (小学館文庫)

福徳秀介

小学館 / 2025-03-06

累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約3時間30分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

最近、人との距離感とか、自分の気持ちをどう扱えばいいのか分からなくなることが多いんですよね。好きとか幸せって、軽く言えるときと、妙に言いづらいときがある。無理にポジティブになろうとすると余計しんどくなるし、かといって割り切るほど器用でもない。そんな揺れの中にいるとき、この本の台詞がやけに静かに刺さりました。 たとえば「幸せを早く伝えたくて、好きはゆっくり伝えたい」という言葉の丁寧さや、「困っている嫌いな人を助けて、私に助けられてざまあみろと思いなさい」というズレた優しさ。こういう“少しひねくれてるけど温かい視点”が、気持ちのほぐし方を思い出させてくれます。誰かと過ごす銭湯のアルバイトの空気感も、うまくいかない日常の延長線にちゃんと希望がある感じがして、読んでいて息の置き場所ができるんです。 大きな物語で人生を変えるというより、日々の恥ずかしさや意地や弱さを、もう少しだけ扱いやすくするための言葉が散らばっている本でした。自分の不器用さをごまかさずに生きたい人には、たぶん静かに合うと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

福徳秀介のデビュー小説にしてベストセラー。 大学2年生の「僕」は、入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌している学生グループを妬ましく思う、そんな日々。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。 そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子学生に出会う。その姿が心に焼き付いた「僕」は次第に深く強く彼女に惹かれていく。やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていたのだが・・・・・・。 ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先は---。 著者自身の私小説を思わせるピュアな恋愛小説ながら、「生きる」ことそのものについても考えさせられる、心に刺さるホロ苦恋愛小説です。 文庫化にあたり、巻末には、映画出演の萩原利久さん、河合優実さんの特別対談を掲載。こちらも、見逃せません。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『今日の空が一番好き、とまだ言えない』の文庫版となります。
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