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光待つ場所へ (講談社文庫)

光待つ場所へ (講談社文庫)

辻村深月

講談社 / 2013-09-13

累計読者数3
平均ハイライト数 5.7件/人
推定読了時間 約4時間46分
star総合評価 41/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

人と比べて勝手に落ち込んだり、自分の“理想像”に縛られて苦しくなったりしませんか。頭では「そんなに気にしなくていい」と分かっているのに、些細な言葉に傷ついたり、好きなものを馬鹿にされたような気がして身構えたり。自分でも面倒だと思うのに止まらないあの感覚、けっこうしんどいですよね。 『光待つ場所へ』は、そのしんどさを強引に励ますんじゃなくて、悩んでいる人の目線のまま描いてくれる物語でした。記憶にしがみついてしまう弱さとか、一度欲しいと思ったものを手放せない不器用さとか、他人の「計算」や「評価」を気にしてしまう癖とか、どれもきれいには扱われない。でも、その“みっともなさ”を否定しないで、そのままの形で置いてくれる感じがあるんです。好きなものを守りたい気持ちや、自分だけがイタイんじゃないかという恐さにも、少しだけ温度を通してくれます。 読んでいて、完璧に前向きになるというより、少し肩が下りる感覚に近いです。突き抜けるしかない瞬間があることも、諦めきれない夢にしがみつく苦さも、きっと誰かの本音としてそこにある。この本は、それを「大げさに救わない」からこそ響くと思います。 自分の“痛さ”や不器用さをなかったことにできない人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。(講談社文庫)
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