ヨムナビ
銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

三和書籍 / 2019-09

累計読者数33
平均ハイライト数 19件/人
推定読了時間 約5時間55分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 46%

この本について

最近、何が正しい選択なのか、そもそも自分はどこに向かっているのかよくわからなくなる瞬間があるんですよね。頑張っているつもりなのに、報われている感じがしない。周りが楽しそうに見えるほど、ふと「自分だけ取り残されてる?」みたいな気持ちになることもあります。 『銀河鉄道の夜』を読み返すと、そういうモヤモヤにそっと手を添えてくれる感じがあるんです。たとえば、ほんとうの考えとうその考えを分けようとする姿勢や、「どんなつらいことでも、それがただしい道を進む中での出来事なら幸福に近づいている」という言葉は、状況が変わらなくても視点が少し動くと心の温度が変わる、あの小さな感覚を思い出させてくれます。ジョバンニの孤独や、誰かと一緒にいたかった気持ちにも、自分の中の弱さがそのまま映るようで、読みながらちょっと身動きが取れるようになるんですよね。 それに、この物語は信仰とか科学とか、善悪の議論とか、簡単に答えが出ないものをあえて丁寧に抱えたまま進んでいきます。だからこそ、自分の中の「一度は決めつけてしまった価値観」をそっと揺らしてくれる。まるで暗い野原の向こうからすっと光が差すように、気づいていなかった道が浮かぶ瞬間があります。 迷いながらも、自分の足で考え直していきたい人に刺さる物語だと思います。そこまで劇的な変化が起きるわけじゃないけれど、読後に残る静かな明るさが、しばらく心を支えてくれます。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

宮沢 賢治の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

宮沢 賢治 著 A5判 292ページ 3,500円+税 ISBN978-4-86251-381-6 第1巻として「銀河鉄道の夜」「グスコーブドリの伝記」の2作を大活字、読み仮名付きで収載しています。「銀河鉄道の夜」は、孤独な少年ジョバンニが、友人のカムパネルラと銀河鉄道の旅をする物語で宮沢賢治童話の代表作のひとつとされています。「グスコーブドリの伝記」も代表的な童話のひとつであり、生前発表された数少ない童話のひとつでもあります。 目次 銀河鉄道の夜 グスコーブドリの伝記 著者プロフィール 宮沢 賢治(ミヤザワ ケンジ) 1896年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。1933年没。

目次

双子の星.よだかの星.カイロ団長.黄いろのトマト.ひのきとひなげし.シグナルとシグナレス.マリヴロンと少女.オツベルと象.猫の事務所.北守将軍と三人兄弟の医者.銀河鉄道の夜.セロ弾きのゴーシュ.饑餓陣営.ビジテリアン大祭. 年譜:p351~357
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要