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よだかの星

よだかの星

宮沢 賢治

IBC PUBLISHING / 2005-08

累計読者数6
平均ハイライト数 6.2件/人
推定読了時間 約1時間22分
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 72%

この本について

自分のことをどうしても好きになれない時ってありますよね。誰かに悪気なく放たれたひと言がずっと胸に残ったり、「ちゃんとやってるはずなのに、なんでうまく馴染めないんだろう」と夜だけ重くなる感じ。そういうときに宮沢賢治の『よだかの星』を読むと、少し呼吸が戻るような感覚があります。 読者が保存していた場面を見ていると、よだかが必死に理由を探しながら、それでも傷つき続ける姿に惹かれているように思いました。自分ではどうしようもない「生まれつき」や「見え方」のせいで距離を置かれるつらさ。相手を傷つけたくなくて我慢してきたのに、それでも報われない虚しさ。そんな気持ちを、賢治は物語の形でまっすぐ置いてくれています。 この話が効いてくるのは、よだかが決して強くならないところなんですよね。意地を張らず、立ち直りも下手で、最後まで迷ったまま。それでも、自分のままで空に向かっていく姿が、読む側の負い目を少し削ってくれる。誰かに認められるためではなく、自分の限界の外側に一歩出てしまう瞬間が、こんなふうに描かれることがあるのかと驚きます。 無理に前向きにならなくていいけれど、「この気持ちを抱えていてもいいんだ」と思いたい時に向いています。特に、自分が場違いに思えてしまう人に刺さる物語です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

他の鳥たちから「みにくい」という理由で仲間はずれにされ、鷹には不条理に改名を迫られる主人公よだか。そんな自分もまた、生きていくために虫を殺さねばならない。自分自身の存在に耐え切れなくなったよだかが目指した場所とは?賢治童話の傑作。
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