
日本を甦らせる政治思想 現代コミュニタリアニズム入門 (講談社現代新書)
菊池理夫
講談社 / 2007-01-20
累計読者数4
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約2時間23分
star総合評価 51/100
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この本について
最近、「個人の自由は大事だけど、それだけで社会は回るのか?」みたいなモヤモヤを抱えている人、けっこう多い気がします。自分の生活だけで精一杯なのに、地域や国という大きな話になると一気に距離を感じてしまう。でも一方で、どこかで「このままバラバラになっていく感じはしんどいな」と思っている自分もいる。僕もその葛藤の中にいます。 この本は、その行き場のない感覚に対して、いきなり大きな理想を掲げるのではなく、「共通善」という視点を一度持ち直してみよう、と静かに提案してくれます。読んでいて印象的だったのは、共通善が権力者の都合ではなく、普通の人たちが等しく内側に持っている価値のことだという点です。だからこそ、個人の自由と対立するものではなく、むしろ自由や権利をどう使うかを考える軸になる。また、地域社会や家族のような小さなコミュニティに視点を戻すことで、政治の話が「遠い世界の話」ではなく、自分の生活と地続きになる感覚が少しずつ芽生えてきます。 派手な答えは出ませんが、「自分の暮らす場所を少しだけ良くするって、どういうことだろう」と考えたい人には、じわっと効いてくる本だと思います。
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出版社による紹介
今の日本政治論議に欠けている思想はこれだ。欧米では現在、実効性のある思想として評価されながら、なぜか日本では古い保守思想として誤解されてきたコミュニタリアニズムの思想を紹介する入門書。(講談社現代新書)
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