
仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書)
泉谷閑示
幻冬舎 / 2017-01-30
この本について
仕事はちゃんとやれているはずなのに、ある日ふっと「なんでこんなにしんどいんだろう」と立ち止まってしまう瞬間ってありますよね。気持ちは元気なつもりでも、食欲が落ちたり、ミスが増えたり、朝起きられなくなったりするあの感じ。頭では「まだいける」と思っていても、身体のほうがもう限界を知らせてきているのかもしれません。僕もこのタイプで、無視し続けて動けなくなったことがあります。 この本は、「頑張り方」そのものを疑うところから始まります。継続や効率を美徳とする価値観に乗っかってきた僕らに対して、もう少し“心=身体”の側の声を丁寧に扱ってみないか、と提案してくれる。例えば、面倒だと思うことをあえて楽しんでみる余白とか、好奇心の小さな揺れに従ってみる勇気とか、そういう“生きる意味の感覚”のほうを取り戻す方向に視点を向けてくれます。労働を否定するわけでもなく、でも「働くだけの毎日」に押しつぶされている人のために、別の立ち位置をそっと差し出すような本です。 特に、頭の合理性で自分を押しすぎてしまう人や、「役に立つ自分」でいなきゃという思いに縛られやすい人には刺さると思います。仕事を辞めろとも、すべて投げ出せとも言わない。ただ、自分の内側にまだ残っている“味わえる部分”をどう拾い直すかを、静かに教えてくれます。焦りや義務感だけで走ってきた人ほど、立ち止まった時にそばに置いておきたい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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