
NHK「100分de名著」ブックス 清少納言 枕草子
山口仲美
NHK出版 / 2015-09-30
累計読者数4
平均ハイライト数 39.8件/人
推定読了時間 約1時間55分
star総合評価 65/100
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この本について
日々の仕事や生活の中で、「自分の感じ方ってこれで合ってるのかな」と迷うことがよくあります。人の言葉に振り回されたり、場の空気を読みすぎて疲れたり。そんな時に、清少納言の視点に触れると、千年前の人なのに、自分と同じように観察し、迷い、でもその世界を自分の目でしっかり切り取っていたんだなと、少し気持ちが軽くなります。 この本が面白いのは、『枕草子』を「天才の名文」ではなく、一人の女性の“見方の癖”から読み解いていくところです。清少納言は歌が苦手で、だからこそ客観的に眺めて情景を描く“散文型”だったという指摘は、物を書く人にも、日々の記録を続けたい人にも刺さるはずです。また、彼女がつらい時期をあえて書かなかった、というところに、人が文章に残すものと残さないものの差がしっかり示されていて、自分が何を書くか迷う時のヒントにもなります。そして、季節の移ろいや人のしぐさを拾い上げる観察の精度は、普段の生活でも「あ、こういうところ見落としてた」と気づきをくれます。 自分の視点を持ちたい人、ものの見方を磨きたい人に静かに効いてくる一冊です。
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出版社による紹介
どうして、春は「あけぼの」? 平安中期、清少納言が中宮定子のもとに出仕した7年間の宮中経験や、その間に感じた物事を綴った日本最古のエッセイ集『枕草子』。当時、初めて散文に取り入れられた風景描写、男女間のエチケットなど、作者独自の観察力・批判力に注目する。紫式部と和泉式部も登場する特別章「女の才能、花開く」収載。 [内容] 第1章 鮮烈な情景描写 第2章 魅力的な男とは? 女とは? 第3章 マナーのない人、ある人 第4章 エッセイストの条件 ブックス特別章 女の才能、花開く──清少納言と紫式部と和泉式部
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