
ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒 (講談社+α新書)
適菜収
累計読者数3
平均ハイライト数 19件/人
star総合評価 53/100
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この本について
政治の話題って、立場やラベルが飛び交いすぎて、「本当に自分は何を見て判断しているんだろう…」とモヤッとする瞬間がありませんか。ネットで語られる“保守”“右”“左”も、そのまま受け取っていいのか自信がなくなるというか、どこか言葉だけが独り歩きしている感じがあります。 『ミシマの警告』は、そのズレを一度立ち止まって見直すための本でした。読んでいると、著者が言っているのは「保守とは何を守る立場なのか」という、当たり前だけど誰もちゃんと説明してこなかった部分です。反米だとか嫌韓だとか、最近の“保守的っぽいもの”を一度横に置き、そもそも保守とは抽象的な理想より現実を優先する態度だという話が続きます。この視点で見直すだけで、ニュースの読み方がけっこう変わります。 もう一つ刺さったのは、三島由紀夫が最終的に「日本語」を守ろうとしていたという指摘。これは政治思想というより、日々使っている言葉がどう現実とつながっているかを問い直す話で、自分の仕事や生活にも静かに効きました。理想やスローガンより、今ここにある文化や現実に目を向けるという姿勢は、SNSの空気に疲れたときの良い足場になります。 「世の中の対立構図を一度フラットに見直したい人」にはかなりしっくりくると思います。僕自身、読んでみて、議論の“表札”ではなく中身で考える癖が少しだけ戻りました。
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