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新版 三島由紀夫が復活する

新版 三島由紀夫が復活する

小室直樹

累計読者数3
平均ハイライト数 27.7件/人
star総合評価 62/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

日々ニュースを見ても、自分がどこに立っているのか分からなくなることがあります。価値観が空中分解しているような感覚というか、「そもそも人間って何を拠り所にすべきなんだっけ」とふと立ち止まってしまう時があります。こういうモヤモヤって、誰かの意見を上から被せても解決しないんですよね。 小室直樹の『新版 三島由紀夫が復活する』は、三島を賛美する本ではなく、彼の思考の“骨格”を社会科学的に読み解く本です。抜粋を見ても分かる通り、天皇制を感情で語らず、唯識や罪の概念まで踏み込んで構造として把握しようとする姿勢が徹底している。本を読みながら、自分が抱えていた価値観の前提が静かに揺さぶられる感じがありました。特に「戦後の惰眠」という指摘や、「読むことは魂の変革だ」という厳しさは、気休めではなく、今の自分の生き方にどこか突き刺さるものがあります。 これは、答えを外側から与えてくれる本ではなく、自分の中の基準をもう一度つくり直したい人向けの本です。社会や歴史の話に見えて、最終的には「自分はどうありたいのか」を避けられなくなる。そんな時間を持ちたい人には、かなり効くと思います。

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