
続 昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)
保阪正康
講談社 / 2019-04-20
累計読者数3
平均ハイライト数 29件/人
star総合評価 70/100
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この本について
最近、ニュースや歴史の話題を見ても「何が本質なのか」がつかみにくくて、結局その場その場のノイズに振り回されてしまう感覚があります。自分の判断軸を持ちたいと思いながらも、表面的な情報に流されがちで、どこから掘ればいいのかわからない。僕自身ずっとこの悩みを抱えていました。 『続 昭和の怪物 七つの謎』を読んで感じたのは、過去の人物の行動を知ることが、歴史の勉強というより「視野の再調整」になるということでした。たとえば著者が繰り返し触れる「真実は細部に宿る」という姿勢。ベタ記事の一行から社会の動きを読み解く、あの感覚は、日々の情報に呑まれがちな僕にとってかなり大きな転換点になりました。また、三島や山崎のように、自分の思想を極端にまで突き詰めた人物を並べて考えるくだりも、理解というより“距離の取り方”を学ぶ時間に近かったです。田中角栄をめぐる描写も同じで、褒めるでも貶すでもなく、人間の癖や欲望をそのまま見ると判断がぶれにくくなる、そんな感覚をもらいました。 歴史が好きというより、「自分の思考の軸が揺らぎやすい人」に特に刺さる本だと思います。昭和の政治や人物像を知るというより、他人の視点を借りて自分の目の解像度を上げるための一冊、という位置づけで読むのがちょうどいいです。
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出版社による紹介
昭和史研究者の第一人者が昭和史の闇を語るシリーズ第二弾。本書では三島由紀夫・近衛文麿・後藤田正晴・橘孝三郎らを取り上げる。
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