
昭和の怪物 七つの謎 (講談社現代新書)
保阪正康
講談社 / 2018-07-19
累計読者数6
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 54/100
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この本について
仕事でも日常でも、「なぜあの場では合理より“勢い”が通るんだろう」とか、「自省しないリーダーの下で何が起きるのか」を考えることが増えました。議論が長いだけで本質が動かない会議や、事実より精神論が優先される空気に違和感を覚えるとき、この本の抜粋がやけに胸に残ります。 『昭和の怪物 七つの謎』は、歴史の裏側を暴くというより、“なぜ日本は判断を誤り続けたのか”という構造を具体的に見せてくれます。急進論が通りやすい会議の空気、自省の欠如が国家規模の暴走につながる過程、史料改竄や責任の所在をあいまいにする文化。そのどれも、過去の話として読み流せないリアルさがあります。特に「精神論が好き」「妥協は敗北」「事実誤認は当たり前」という指摘は、時代が変わっても組織のどこかに残り続ける“思考停止の型”として刺さりました。 歴史を知って偉人を評価するための本ではなく、自分の判断や職場の空気を見直すための鏡として読むと効きます。たとえば、議論が迷走するときに「今、事実より“気分”で動いていないか?」と立ち止まれたり、権限を持つ人の“自省の有無”がどれほど危険かを実感できたりします。私自身、この本を読んでから、組織の問題を個人の資質だけで片付けず、構造として考えるようになりました。 歴史を「自分の働き方や判断の癖を見直す材料」として使いたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
昭和史研究者の第一人者が、はじめて石原莞爾論をまとめた。東條英機、瀬島龍三、吉田茂など本人や側近から「昭和の闇」を再検証する
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