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論点別 昭和史 戦争への道 (講談社現代新書)

論点別 昭和史 戦争への道 (講談社現代新書)

井上寿一

講談社 / 2019-11-13

累計読者数4
平均ハイライト数 11.5件/人
推定読了時間 約3時間38分
star総合評価 52/100
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この本について

最近、ニュースを見ていて「どうして国の意思決定ってこんなにねじれるんだろう」とか、「格差って本当に縮まる日は来るのか」と、答えのないまま考え続けてしまうことがあります。自分が生きている時代の問題のはずなのに、背景がつかめなくてモヤモヤする。そんな時に読んだのが『論点別 昭和史 戦争への道』でした。 この本が助けてくれたのは、歴史を“正義と悪の対立”ではなく、複数の組織や人がそれぞれの都合と限界を抱えたまま意思決定していくプロセスとして描いてくれるところです。たとえば、日米の国力差は実は当時の常識だったのに、「万一の僥倖」に賭けて進んでいってしまう組織の構造。平和と民主主義の時代に社会政策が遅れたことで、格差が放置され、その不満が戦争とファシズムの時代を招いたという視点。そして、外交の成否は結局、国民世論との距離感に左右されるという構造。どれも今のニュースにそのまま重なります。 読みながら「歴史を知ることって、昔の出来事を暗記することじゃなくて、自分がいま迷っている理由の“地図”を手に入れることなんだな」と感じました。いまの政治や国際情勢にモヤモヤしている人ほど、昭和史が意外な入口になります。 特に「国家はなぜ誤るのかを、責任論ではなく構造から知りたい人」に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

昭和の戦争と社会を理解するための10の謎に迫る! 天皇――なぜ立憲君主が「聖断」を下したのか? 女性――戦争に反対したのか協力したのか? メディア――新聞・ラジオに戦争責任はなかったのか? 経済――先進国か後進国か? 格差――誰が「贅沢は敵だ」を支持したのか? 政党――なぜ政党内閣は短命に終わったのか? 官僚――なぜ官僚が権力の中枢を占めるようになったのか? 外交――なぜ協調外交が戦争を招いたのか? 日米開戦――なぜ回避できなかったのか? アジア――侵略か解放か? この一冊で昭和史研究の最前線がわかる! 女性差別、SNSと言論、格差社会、官僚主導、対アジア外交……、 今日の日本が直面している諸問題の歴史的な起源は戦前昭和にあった! 日本近現代史研究の第一人者が昭和史の実像に迫る一冊。
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