
歴史と戦争 (幻冬舎新書)
半藤一利
累計読者数4
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約4時間16分
star総合評価 43/100
boltライト読書型
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この本について
最近、歴史を振り返るときに「結局あの時代の何が問題だったのか」「責任ってどこにあったんだろう」と考えても、霧がかかったままのような感覚が残ることがあります。自分の生活にも似たような曖昧さがあって、組織や社会の空気に流される怖さをどう扱えばいいのか、うまい答えが見つからないまま日々が過ぎていく感じです。 半藤一利『歴史と戦争』は、そのモヤモヤに少しだけ芯を通してくれる本でした。たとえば敗戦直後の空気の描写や、責任が個から全体へ溶けていく構造を淡々と追いかけていくところを読むと、「曖昧さって、放っておくとこうやって形をもつのか」と腹の底で理解させられます。また、軍備放棄を真剣に口にした人がいた事実や、リーダー層の思想が昭和をまたいで連続していた点など、教科書では流れてしまう具体的な視点が積み上がっていて、歴史が単純な善悪の話ではなかったことに気づかされます。 大きな結論を押しつけてくる本ではありませんが、歴史の中の「判断の迷い」や「責任のなすり合い」を細かい場面から拾っていく力があって、いま自分が抱えている組織や社会への違和感と自然につながります。過去を知ることが、現在の思考のほぐし方になるのを感じました。 社会や組織の空気に流されそうになったとき、いったん立ち止まって考える材料がほしい人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
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出版社による紹介
幕末・明治維新からの日本近代化の歩みは、戦争の歴史でもあった。日本民族は世界一優秀だという驕りのもと、無能・無責任なエリートが戦争につきすすみ、メディアはそれを煽り、国民は熱狂した。過ちを繰り返さないために、私たちは歴史に何を学ぶべきなのか。「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」「戦争の恐ろしさの本質は、非人間的になっていることに気付かないことにある」「日本人は歴史に対する責任というものを持たない民族」―八〇冊以上の著作から厳選した半藤日本史のエッセンス。
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