
小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか? (講談社+α新書)
適菜収
講談社 / 2018-10-20
累計読者数4
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推定読了時間 約2時間54分
star総合評価 55/100
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この本について
最近、「何が正しいのか」を考えようとするほど、どこかで自分の思考が他人の理屈に乗っ取られているような感覚がありませんか。議論の言葉も、政治の言葉も、やたら大きな概念ばかりで、結局自分は何を感じていたのか分からなくなるあの感じです。僕自身、そのモヤモヤに長く悩んでいました。 この本は、小林秀雄と近代思想を軸にしながら、その“思考停止の正体”にゆっくり踏み込んでいきます。イデオロギーは思考を止めるという指摘や、普遍的概念は認識者なしには成り立たないという話は、抽象論に見えて実は日常の判断にも直結します。「国家」「平等」「歴史」みたいな大きな言葉に一旦距離を置くと、自分の感覚が少しだけ戻ってくる。その回復のプロセスを、この本は無理なく手渡してくれる印象でした。また、小林が小説に見ていた“沈黙を探す営み”の話が、説明や正しさで世界を覆おうとしがちな自分にとって、いいブレーキになりました。 大きな正解を探すほど息苦しくなる人、自分の判断を他人の思想に預けている気がする人には特にしっくりくると思います。抽象的な理屈を信じる前に、一度「自分の目で見えるもの」を取り戻したいときに、そっと効いてくる本でした。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
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出版社による紹介
累計12万部突破の「警告」シリーズ最新作! エセ保守が跋扈し、「改革」という名の社会の破壊を企む勢力の乱立に今こそ投げかける、真の保守=小林秀雄の明察。進歩的歴史観のうさんくささを明快に斬り、対象をただそのままに「見る」ことの重要性を繰り返し主張した。難解な思想家というイメージを覆し、日本社会の行く道を照らし出す!
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