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柄谷行人講演集成1995‐2015 思想的地震 (ちくま学芸文庫)

柄谷行人講演集成1995‐2015 思想的地震 (ちくま学芸文庫)

柄谷行人

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この本について

日常で「なんとなく社会の流れにモヤモヤするけど、言語化まではできない」ときってありますよね。自分の感じている違和感が、歴史や思想のどこにつながっているのか分からないまま放置してしまう。僕もずっとそのタイプでした。 『柄谷行人講演集成』を読んで面白かったのは、そのモヤモヤにいきなり結論を与えるんじゃなくて、「そもそも私たちが立っている地面って何だったんだっけ」と視線の角度を変えてくれるところです。たとえば、カントが想像力を理性と感性をつなぐ働きとして再定義した話は、文学がなぜ今も意味を持ちうるのかを考えるきっかけになりましたし、日本で公共性が根づきにくい背景を和辻哲郎の議論から読み直すくだりは、現在の社会の窮屈さを別の光で見せてくれます。また、都市論やイソノミアの話まで射程に入っていて、「自分が生きている環境の前提そのもの」を疑う感覚が久しぶりに刺激されました。 大げさに世界観が変わる、というよりも、自分の思考の癖に小さな亀裂が入るような読書でした。表向き関係なさそうなテーマが、不思議と今の生活や仕事の判断につながっていく感じです。自分の置かれた状況を別角度で見直したい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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