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本当のことを言ってはいけない (角川新書)

本当のことを言ってはいけない (角川新書)

池田 清彦

KADOKAWA / 2020-01-10

累計読者数6
平均ハイライト数 49.7件/人
推定読了時間 約2時間20分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

最近、「何に意味があるのか」「自分の選んでいることは正しいのか」と考えすぎて、しんどくなることが増えていませんか。周りの空気や“正しそうな意見”に合わせてしまって、本音の感覚がどんどん鈍っていく感じ。自分でも気づかないうちに、どこかで窮屈になっているあの感じです。 『本当のことを言ってはいけない』は、そのモヤモヤをいったん横に置いて、「そもそも、その前提って本当に必要?」と問い直してくれる本でした。たとえば、意味の有無で物事を裁こうとする私たちの癖を、昆虫採集や寝たきりの人の話を通してズバッとほぐしてくれますし、動物園やサーカスの議論では、「人間だって似たようなものだよね」と視点をひっくり返されます。AIの予測や役割についても、過度な期待や不安ではなく、現実の限界を静かに指摘してくれるので、未来への不安が少し減りました。 読んで感じたのは、派手な答えをくれる本ではなく、固まっていた考えがゆるむ本だということです。自分が何に縛られていたのかに気づけるだけで、日常の選択がだいぶ楽になります。「考えすぎて疲れてきた人」には特に刺さると思います。 世界の“正しさ”に合わせるより、自分の感覚を一度取り戻したいときに静かに効いてくる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現在、日本の85歳以上のうち約5割は認知症である。学校はほぼ最悪のブラック職場になりつつある。近い将来、エリート層は国外へ逃亡する―― 「日本すごい」と馬鹿の一つ覚えみたいに騒ぐけど、本当に「すごい」のは日本の凋落速度だ! 人気の生物学者が、独自のマイノリティ視点で快刀乱麻を断つ。世間にはびこるウソと無駄を見抜くエッセイ。 1 生と死の意味について 「物事にすべて意味がある」は妄想だ 老化に進化論的な意味はない 老人になって生き続けるのも大変だ 記憶と死の恐怖 ヒトは酒だけの食事でも生きていける!? 2 AIと私たち AIの未来 AIは人間を超えるか AIは格差を固定する? AIがもたらす不労社会 遺伝子とAI 3 市場原理と成果主義 教育に市場原理を持ち込む愚行 何事もほどほどに 国民の知的レベルの二極化 効率第一主義は国を亡ぼす 無駄働きの強制が日本を滅ぼす 4 動植物散策 多摩動物公園に行ってみた(1) 多摩動物公園に行ってみた(2) ネキを採りに沖縄に行く 生物の進化パターンは予測可能か 外来種は悪者なのか 5 短絡的正義がもたらすもの 遅きに失した国際捕鯨委員会脱退 未来展望なき虚勢による日本の衰退 優しくていい人ばかりの国は亡びる 老人を無理やり働かせるのはやめよう 加藤典洋『戦後入門』を読む
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