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ダブル・ジョーカー ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

ダブル・ジョーカー ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

柳 広司

KADOKAWA

累計読者数4
平均ハイライト数 2.8件/人
推定読了時間 約14時間24分
star総合評価 53/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 78%

この本について

仕事でも人間関係でも、相手の思惑を読み違えて「なんでこうなるんだろう」と立ち止まることがあります。正面から状況を追いかけるほど視界が狭まって、気づけば自分の前提に縛られていたりして、モヤモヤだけが残るあの感じです。僕もよくやらかすのですが、そんな時に思い出したのが『ダブル・ジョーカー』でした。 この本が面白いのは、派手なスパイものというより「人は情報をどう扱い、どう誤解するのか」を物語の中で静かに突きつけてくるところです。たとえば、相手に“自分で見つけたと思わせる”二重偽装の話は、日常の交渉や会議でも妙に実感がありますし、後発が先発を上回るために何を切り捨てるべきかという一節は、仕事の優先順位に悩む時ほどズシっときます。さらに、善悪や理想に酔った人物が破滅へ向かっていく姿は、思い込みに支配される怖さそのものにも見えました。 物語としてのスリルはもちろんあるのですが、それ以上に「自分の視点はどれだけ勝手に組み立てられているのか」を静かにひっくり返してくれる感覚があります。疲れている時よりも、少し呼吸が整った日に読むと刺さり方が変わるタイプの作品です。 思い込みから自由になれず、状況が読めないまま動いてしまいがちな人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

“魔王”――結城中佐の発案で、陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。その異能の精鋭達が、緊迫の諜報戦を繰り広げる! 吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリ「ジョーカー・ゲーム」シリーズ! ※本電子書籍は『ジョーカー・ゲーム』『ダブル・ジョーカー』『パラダイス・ロスト』『ラスト・ワルツ』を1冊にまとめた合本版です。
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