
自ら上場した会社を辞め、41歳で再び起業したシリアルアントレプレナーの挑戦 『ベンチャー魂は消えない』
経沢香保子
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star総合評価 61/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも起業でも、やるべきことが多すぎて「方向性がぼやける」「自分の判断に自信が持てない」みたいな感覚、けっこうあると思います。私も同じで、気持ちばかり焦って前に進んでいるのかよく分からなくなることがあります。 この本を読んで印象に残ったのは、派手な成功談よりも、著者が迷いながらも1つずつ形にしていく姿でした。技術に強い組織をどう作るかとか、シッター文化を日本で根付かせるために何から整えるかとか、すごく地に足がついた話が多いんですよね。特に、感情の澱を溜めないために毎朝ノートを書きまくる習慣や、プロに相談して自分より優秀な人の力を借り続ける姿勢は、私のように一人で抱え込みがちな人間には刺さりました。「方向性を明確にする」って精神論じゃなくて、こうやって日々の行動に落とし込むことなのか、と。 もう1つ、サービスを形にしていく過程の細かさにも救われます。写真をどう載せるか、料金をどう決めるか、働く側の環境をどう整えるか。夢を語るだけじゃなく、現実的な問いを何度も掘っていく。その積み重ねが「文化をつくる」みたいな大きな話につながっていくのが、自分の仕事にも置き換えやすかったです。 派手なモチベーションではなく、粘り強く前に進む感覚を取り戻したい人に向いていると思います。私自身、読み終わったあと少しだけ呼吸が深くなりました。
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