
すっきりわかる! 超訳「カタカナ語」事典 PHP文庫
造事務所
この本について
仕事でカタカナ語に出会うたび、「意味はなんとなく分かるけど、自信はない…」という引っかかりを抱えたまま会議に参加してしまうこと、ありませんか。知ったふりをするのも落ち着かないし、かといって毎回スマホで検索するのも地味に気が散る。僕自身ずっとこのモヤモヤを放置してきたのですが、結局いちばんストレスになっていたのは「言葉の輪郭がつかめないまま話を進めてしまう時間」でした。 この本は、その曖昧さをサッとほぐしてくれる道具みたいな存在です。魅力を感じたのは、単なる辞書的な説明ではなく「現場でどう使われているか」に踏み込んでくれるところ。たとえば、コンセンサスは「合意」ではなく「根回しして取っておくもの」と示してくれるし、マイルストーンは歴史的な由来まで触れながら「遅れの許されない節目」として描いてくれる。アウトラインも、会議でどう機能するかの具体イメージがすっと入るので、読みながら「あの場面でこう使えばいいのか」と自然に手触りが出てきます。 僕にとって意外に効いたのは、政治・経済の言葉も含めて“ニュースでスルーしていた語彙”が一気に立体化したことでした。プロパガンダやポピュリズムのように、たまに聞くけど深掘りしない言葉にも、日常的な距離感で触れられるのがありがたいです。仕事でもニュースでも、知らないふりをしなくてよくなる感じがします。 「会議や記事で出てくるカタカナ語を、地に足のついた理解に変えたい人」に静かに効く一冊だと思います。僕と同じく、表面的な知識に疲れてきた人にはちょうどいい距離感でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
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