
無印良品のPDCA 一冊の手帳で常勝経営を仕組み化する! (毎日新聞出版)
松井 忠三
毎日新聞出版 / 2017-11
この本について
仕事の段取りに自信が持てなかったり、せっかく計画しても気づけば場当たりで動いているだけ…みたいな日が続くと、手帳やPDCAって結局どう使えばいいんだろうと迷います。私も同じで、手帳を買い替えては「今年こそ」と思うのに、半年もすると使い方が曖昧になるタイプです。 この本が少し違うのは、「手帳で管理すると良いですよ」といった一般論ではなく、著者自身が経営の最前線でどう手帳を使って“現実を動かしていたか”が、細かいシーンごとに描かれているところです。たとえば、会議の実行率が60%なら、そのまま次に進まず、手帳を見ながら「次の会議までに何を直すか」を具体的に詰めきるところ。あるいは、人脈づくりも思いつき任せではなく、空いている週を見つけたら先にアポイントを入れるという、手帳前提の動き方。こういう“運用している手”が見えるので、自分のスケジュールにも置き換えやすいんです。 読んでいると、PDCAが立派な理論ではなく、「決まったらすぐ書く」「次の会議までに必ず確認する」「非常時はトップが自分で動く」といった具体的な動作の積み重ねなんだと腑に落ちてきます。特に、100%実行されるまで確認し続ける姿勢は、私も耳が痛い部分で、8割できたら良しとしてしまう日常の甘さと向き合うきっかけになりました。 派手な名言で背中を押すタイプの本ではないですが、「自分の時間の扱い方をもう一段まともにしたい」「忙しいのに前に進んでいる実感がない」と感じている人には、静かに効くと思います。そんな人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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