
ブランディングの基本 この1冊ですべてわかる
安原智樹
日本実業出版社 / 2023-01-28
この本について
ブランドの話になると「結局、何から手をつければいいのか分からない」「そもそも自分の商品にブランディングなんて必要なのか」と止まってしまうこと、僕もよくあります。広告を増やすとか、価格を調整するとか、目の前の施策に逃げたくなるんですよね。でもそのたびに、そもそも“価値のつくり方”を見直さないと同じところをぐるぐるするだけだな、と感じます。 この本がおもしろいのは、ブランドを「市場の中」ではなく「顧客の頭の中」にある状態として扱っているところです。だからこそ、商品そのものだけじゃなく、顧客が周囲に語る内容や、思いがけない使われ方まで価値に変わる。実務に落とすと、顧客から生まれた小さな発信を拾いに行くことや、商品開発の段階で“コンテンツになりやすいポイント”を仕込むことが十分に戦略になるんだと気づかされます。また、絆にも「ブランドと顧客」「顧客と周囲」の2種類があって、それぞれが収益構造にどう響くかまで書かれているので、目の前の数字と結びつけながら読めるのも助かります。 ブランドってふわっとした概念に見えがちですが、読者が保存していた部分を見ると、「顧客から価値が生まれる瞬間」や「LTVとCPAにどう効くのか」といった、現場に直結する視点に惹かれているんだと思います。机上の理論より、日々の運用で迷う人向きです。 自分のサービスを“選ばれる理由”からもう一度つくり直したい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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