
スターティングGo言語
松尾愛賀
翔泳社 / 2016-04-14
この本について
Goを触り始めたころって、「型は厳密って聞くけど、どこまで気にしたらいいのか」「スライスと配列の違いで毎回つまずく」「チャネル周りだけなぜか理解がふわっとする」みたいな、細かいけど地味にストレスが溜まるポイントが多いですよね。手を動かしている最中に立ち止まらされる感じがあって、自分もずっとモヤモヤしていました。 『スターティングGo言語』を読んでいて印象的だったのは、まさにその“モヤモヤが生まれやすい場所”に丁寧にランプを置いてくれるところです。例えば、暗黙的な変数定義が一度しか許されない理由を「型がどう決まるのか」という視点で説明してくれたり、スライスをループ中に append すると無限ループになる仕組みを、仕様レベルで腑に落ちるように書いてくれたりします。読みながら「あ、そこで毎回つまずいてたの自分だけじゃなかったんだ」と安心できる感覚がありました。 また、チャネルやインターフェースの扱い方も、単に「こう書く」という文法説明ではなく、「何が起きているからこうなるのか」「どんな場面なら使う必要があるのか」といった、実装者が実際に迷うラインを押さえてくれます。特に、クローズしたチャネルから値が受け取れる理由や、マップの順序が不定であることの“副作用としての意味”などは、現場でのつまずき方を理解している人の説明だなと思いました。 これからGoを仕事でちゃんと使いたい人、文法は分かるのに挙動の細部に自信が持てず不安が残る人には、かなりしっくりくる一冊だと思います。自分と同じように「Goの仕様をちゃんと理解して前に進みたい」と思っている人には特に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの49%が集中しています。
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