
速習 Python 3 上: プログラミングの基礎編
伊藤 裕一
インプレスR&D / 2021-01-15
この本について
プログラミングを始めたいと思いながら、「どこでつまずいているのか自分でもよく分からない」という悩み、けっこうあると思います。コードを書く前に用語だけが先に走ってしまって、関数とか変数とかアルゴリズムとか…言葉の意味は知っているつもりなのに、実際に手を動かすと急に霧が出る感じ。僕も最初はそんな状態でした。 この本が良いと思ったのは、その霧をゆっくり晴らしてくれるところです。たとえば「プログラミング言語は人と機械の中間言語」という説明は、なぜ書き方にルールがあるのか腑に落ちやすいし、「ハンマーを座学だけで学んでも大工になれない」という例えは、コードを書かないと前に進まない理由を素直に受け入れさせてくれました。さらに、組み込み関数と標準ライブラリの違いを実際の処理と紐づけて説明してくれるので、ただ用語を覚えるのではなく「どんなときに使うのか」が具体的にイメージできます。 もう一ついいなと思ったのは、エラーとの向き合い方を丁寧に書いているところです。SyntaxError の例を出しながら「分からなければそのまま検索すればいい」と言い切ってくれるので、エラーを“自分の失敗”ではなく“情報”として扱う感覚が身につきやすい。初心者が最初に身につけたい姿勢って、まさにここだと思います。 手を動かしながら理解したい人、そして「基礎って結局どういうこと?」と迷っている人にとって、ちょうど良い温度の一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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