
「生」と「死」の取り扱い説明書
苫米地英人
累計読者数9
平均ハイライト数 24.6件/人
推定読了時間 約2時間40分
star総合評価 74/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 75%
この本について
死について考えるときって、「自分が消える感じ」がじわっと怖くなったり、逆に日々の細かな不安をごまかすために考えないようにしたり、揺れますよね。僕自身もふとした瞬間に足元がスカッとするような感覚があって、そのたびに何を拠り所にすればいいのか分からなくなることがあります。 この本は、そういう揺れた状態のままで読んで大丈夫な一冊でした。著者が語る「空観」「仮観」「中観」の説明は難しそうに見えるんですが、読み進めると、自分の感情や恐怖を“そのまま見てもいいんだ”と思える視点に変わっていきます。死の恐怖を単なる脅しとして扱わず、「誰かが意図的に植えつけた可能性」を疑う視点は、日常の不安の扱い方にも直結しますし、「生きている間しか機能を果たせない」という考え方は、焦りではなく“いまに回収される感覚”をくれます。さらに、自分の行動が残す情報的な縁起の話は、承認欲求とは別のところで、自分の存在をどう扱うかを考えるヒントになります。 極端に宗教的な話でもなく、逆にスピリチュアルに寄りすぎることもないので、「自分の死生観を、自分の手でちゃんとつくり直したい人」にきちんと届く本だと思います。
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出版社による紹介
「死」を考えることは、「生」を考えること。よりよく生きるために、一度立ち止まって死について考えてみましょう。生きることばかり考えていると正体の分からない、ぼんやりとした不安も、死に向き合うとクリアになります。「死とは妄想である」「この世は空である」―この世界であなたという人間を活かす生き方は、ここが出発点です。
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