
東芝 粉飾の原点
小笠原 啓
日経BP / 2016-07-15
累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 46/100
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この本について
仕事で「これ本当に正しい判断なんだろうか」とか、「組織の中でズレを感じても、結局うやむやになっていくよな…」みたいなモヤモヤってありますよね。自分も現場と経営の間で説明がねじ曲がっていく瞬間を見るたびに、どこで線が引けなくなるのか気になっていました。 『東芝 粉飾の原点』を読むと、その“線がにじむ瞬間”がとても具体的に描かれています。たとえば、不正と誤謬の言い換えがどれだけ都合よく使われるのかとか、査定という仕組みが固定費の調整を通じて現場の判断を濁らせていく様子とか、第三者委の調査範囲さえ会社側の意向で狭められていく現実とか。抜粋を見ても、読者の皆さんが「言葉の使い方」や「調査の限界」「現場の固定費調整」に保存しているのは、まさにその曖昧さが起点になって組織全体がゆがむ怖さに触れたからだと思います。 もちろん、この本を読んだからといって不正を完全に見抜けるようになるわけではありません。でも、どんな組織でも起こりうる“ズレの積み重ね”を具体的に想像できるようになるのは大きいです。自分の職場で「これ放っておくと危ないかも」と気づける場面が増えるという意味で、現実的に効く一冊でした。 組織の空気に違和感を覚えたことがある人ほど、静かに刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
何がトップを隠蔽に駆り立てたのか 原発子会社の赤字隠しをスクープした 「日経ビジネス」の記者が徹底取材で明らかにする不正会計の構図 「時間がないんだよ。今月はどうするの。160に対する施策を出してくれ」 「施策が出せないなら(社内カンパニーの)社長に直接そう言えよ、アンタがやるって言ったんだから。あと1週間で160を積むって約束したでしょ。ふざけてるのか」…… 上司の厳しい叱責が続く会議の様子。これは、雑誌「日経ビジネス」に持ち込まれたICレコーダーに録音されていた音声だ。ほかにも800人以上の東芝の現役社員やOBらの関係者から多くの情報が寄せられた。 本書は、これらの内部情報と取材班の徹底取材をもとに、なぜ、東芝が不正会計に手を染めることになったのか、その根本的な原因に斬り込む。 東芝は、真の意味で「新生」したと言い切れるのだろうか。 企業の“けじめ”のつけ方を問う。
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