ヨムナビ
うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 (文春e-book)

うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 (文春e-book)

先崎 学

文藝春秋 / 2020-07-08

累計読者数10
平均ハイライト数 3.6件/人
推定読了時間 約2時間4分
star総合評価 46/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 44%

この本について

人と話す気力がないのに、本当は誰かに会いたい。何も楽しくないのに、焦りだけは消えない。自分なんて誰にも必要とされていない気がして、でもそれを認めたら崩れ落ちそうで。うつまでいかなくても、調子を崩した時のあの感覚を思い出す人は多いと思います。 『うつ病九段』は、その「説明しづらい内側」を言語化してくれる一冊でした。読者が抜粋しているところを見ると、特に沁みているのは三つで、まず「存在を肯定されることがどれほど救いになるか」という点。著者が何度も触れる“みんな待ってます”の一言の重さは、状態が悪い時ほど胸にくるものがあります。次に、症状のリアルさ。感情が消えていく感じや、勝手に悪い方向へ芋づる式に考えてしまうことなど、外からは理解しづらい部分を淡々と書いてくれる。最後に、「治るまで時間を稼ぐ」という現実的な視点。派手な励ましではなく、散歩のような小さな行動に戻っていくプロセスが描かれていて、自分の生活に落とし込みやすいです。 大げさに力づけてくる本とは違って、一緒に低空飛行してくれる感じがあるので、今しんどい人よりも、「最近ちょっと自分の調子がわからない」と感じている人に特に刺さると思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

先崎 学の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「ふざけんな、ふざけんな、みんないい思いをしやがって」 藤井フィーバーに沸く将棋界で、突然、羽生世代の有名棋士の休場が発表されました。 様々な憶測が流れましたが、その人、先崎九段は「うつ病」と闘っていたのです。 孤独の苦しみ、将棋が指せなくなるという恐怖、そして復帰への焦り……。 体験した者でなければなかなか理解されにくいこの病について、エッセイの名手でもある先崎さんが、発症から回復までを細やかに、淡々と綴ります。 心揺さぶられること、必至! 解説:佐藤優 ※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要