
不愉快なことには理由がある 〈理由がある〉シリーズ (集英社文庫)
橘玲
累計読者数12
平均ハイライト数 26.3件/人
star総合評価 61/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%
この本について
最近、人間関係や政治ニュースを見るたびに「なんでこんなに話が噛み合わないんだろう」とか、「理屈は合ってるのに感情がついてこないな…」みたいな、説明しづらいモヤモヤが積み上がることがあります。自分の性格や周りの空気が、思った以上に思い通りにならない理由もよく分からないまま過ぎていく感じです。 橘玲さんの『不愉快なことには理由がある』は、そういう“説明不能な違和感”を、進化論や行動遺伝学の視点で淡々と解いていく本です。人が集団の中でキャラを演じてしまう理由とか、対立が必要以上に燃え上がる仕組みとか、子どもの性格が家庭よりも仲間集団で形づくられるという話など、読んでいると「自分がダメなんじゃなくて、人間ってそもそもこう動くんだ」という地図がだんだん描かれていきます。政治や組織のややこしさも、“サル性”という言葉を使いながら意外なほど現実的に説明されていて、身近な場面にすっと落とせます。 これを読んだから劇的に生き方が変わる…みたいな派手な話ではありません。ただ、他人の行動や自分の反応に「そうなる理由」をうっすら掴めるだけで、余計なイライラが減ったり、距離の取り方が上手くなったりします。 自分や他人を「なぜそうなるのか」の目線で理解したい人に、静かに効く一冊だと思います。
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