
失敗をゼロにする 起業のバイブル
中山匡
かんき出版 / 2016-07-19
この本について
起業のことを考え始めると、「そもそも何をやればいいんだろう」「自分のやりたいことを探しても答えが出ないまま時間だけが過ぎる」という感覚に陥ることが多いですよね。僕自身も、アイデアをノートに並べては堂々巡りになり、結局どこから手をつければいいのか分からなくなる時期がありました。 この本が刺さるのは、そんな“出口のない迷い”に対して、感情論ではなく、ちゃんと調べれば判断できる軸を示してくれるところです。読者が保存していた部分を見ると、「勝てるマーケットかどうか調べる」「その中にコアな領域を見つける」「自分の強みと事業フォーマットを結びつける」といった、曖昧になりがちな起業判断をかなり現実的なやり方にまで落とし込んでくれる点が響いているのだと思います。特に、Googleの検索ボリュームの話など、ゼロの状態からでもできる具体的なリサーチ方法は、迷いを“調べればいいテーマ”に置き換えてくれる感覚があります。 そしてもうひとつ大きいのは、「うまくいかないのは努力不足ではなく、勝てないマーケットを選んでいるだけ」という視点です。これは自分を責めて動けなくなるタイプにはかなり救いになる言葉でした。加えて、プロデュース型や情報整理型など、自分の強みの活かし方をパターンで示してくれるので、「才能をどう事業に翻訳すればいいか分からない」という人にも手がかりになります。 やりたいことはあるのに決めきれない人、調べ方が分からず不安だけが積み上がっていく人には、かなり相性がいい一冊だと思います。迷いが減るというより、迷うポイントが具体化して前に進みやすくなる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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