
太極拳体用全書
楊 澄甫
獨立作家-心一堂 / 2020-06-01
この本について
最近、姿勢を整えようとして余計に力が入ったり、ゆっくり動こうとすると逆にぎこちなくなったりしませんか。頭では「脱力が大事」と分かっていても、実際の体はまったく言うことを聞かない……そんなモヤモヤを抱えている人は、多い気がします。ぼく自身もその一人でした。 『太極拳体用全書』を読んでいて、読者の方が抜き出していた部分にも共通しているのは、「動きそのものより、体がどう在るか」に視点を置いている点です。無理に形を真似るのではなく、重心の落とし方や関節をどの順にゆるめていくかといった、ごまかしの効かない身体感覚を丁寧に言語化してくれています。とくに、脚と胴のつながりを切らさない立ち方の説明は、日常の歩き方や座り方にもそのまま落とし込めるもので、練習の時間が取れなくても、生活の中でじわっと効いてくる感覚がありました。 また、この本は動作を“整える”というより、“ほどく”ことを中心に書かれているので、力み癖がある人にはとても入りやすいと思います。太極拳のテクニックというより、体に対する観察の精度が上がるような内容なので、運動が得意でなくても読めますし、逆に普段トレーニングをしている人ほど、新しい気づきが多いかもしれません。 こんな人に刺さると思います。一度立ち止まって、体の使い方そのものを見直したい人。技術書というより、自分の体と長く付き合うためのヒント集として読むと、じわじわ効いてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
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