
消える動きを求めて: 鉄山パリ合宿記
黒田鉄山
累計読者数5
平均ハイライト数 5.4件/人
star総合評価 39/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 37%
この本について
仕事でも日常でも、「力んで空回りしている気がする」「頑張っているのに動きが雑になる」という感覚、けっこう共通だと思います。自分もよくやってしまうのですが、焦るほどに質が落ちるあの感じです。そんなときに、この『消える動きを求めて』を読むと、少しだけ呼吸が戻ります。武術の話ではあるのに、動きや心の“質”をどう積み上げるのかが、そのまま生活に響くからです。 たとえば「駄目な稽古をいくら速くしても駄目」という一文は、効率ばかり気にして浅く回してしまう自分への静かな釘でしたし、「五本も抜いたら脂汗をかくような抜き方」という教えは、量よりも一度の向き合い方の濃度を問われます。そして何より、「絶対に力をいれてはいけない」と言いながら、動きを消し、気配を消し、身体の使い方そのものを作り直していく姿勢。これは武術というより、仕事や対人関係の“構え”そのものに近いものだと感じました。 型を実戦の再現ではなく、身体運用の公理として学ぶという視点も、日々の癖や思い込みをリセットするヒントになります。いまのやり方を足し算するのではなく、“そもそも動けていない自分”を前提に積み直すという姿勢は、年齢や体力の衰えを越えていく生き方にもつながると思います。 今の自分の動きに違和感がある人、とくに「力を抜くってどういうこと?」とずっと悩んでいる人には、静かに刺さる一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの59%が集中しています。
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