
リベラルアーツの学び方 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
瀬木比呂志
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2018-01-26
累計読者数38
平均ハイライト数 11.7件/人
推定読了時間 約2時間55分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
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この本について
仕事でも日常でも、目の前の情報や課題に振り回されて「何が本質なのか分からない」「自分の考えがどこに立っているのか曖昧なまま議論してしまう」みたいな感覚って、けっこうあります。僕自身、専門外のテーマに触れるたびに立ち位置を見失いがちで、そのたびに思考が浅くなるのが怖かったりします。 瀬木さんの『リベラルアーツの学び方』は、そのモヤモヤに対して大げさな処方箋を出す本ではありませんが、視点をひとつ深くしてくれる本でした。印象的だったのは、どんな作品や情報も「歴史的・体系的な位置」に置いて眺めるという姿勢です。これを意識すると、単発の知識が急に網の目でつながりはじめて、自分の思考の癖や立場も相対的に見えてきます。また、対象と正面から「対話」する、という表現も心に残りました。脳内で急いで結論を出すのではなく、一人の人に出会うように、相手の視点に一度身を置いてみる。これをやるだけで、議論の説得力や、課題設定の精度が静かに変わっていきます。 特に、与えられた問題を解くよりも「そもそもどんな問題を設定するか」が求められる仕事をしている人には、じわっと効くと思います。知識の量より、その知識をどうつなぎ、どこに立って考えるのか。そこを整えたいときに、頼れる一冊でした。
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出版社による紹介
独学でリベラルアーツを身につけるための 戦略的かつ具体的な方法、そして必修のリベラルアーツを 元エリート裁判官が完全解説した話題の書が エッセンシャル版として読みやすくリニューアル! 日本の裁判所の腐敗を告発し、大きな話題を呼んだ『絶望の裁判所』で知られ、 現在は作家活動と並行して明治大学法科大学院で教鞭を執る瀬木氏は、 現代の日本社会にはびこる根源的問題として「リベラルアーツの不足」を指摘。 そして、大学教育では身につかないそれを独学で手に入れるための 技術の全貌を自ら解説すべく書かれたのが、本書「リベラルアーツの学び方」である。 第1部「なぜ、リベラルアーツを学ぶ必要があるのか」において 「タコツボ型の「知識」から横断的な「教養」へ」 「固有の「生」の形と結び付いた教養」 「自分で課題(アジェンダ)を設定する能力」 など8つの視点からリベラルアーツを学ぶ意味を解説した上で、 第2部「リベラルアーツを身につけるための基本的な方法と戦略」において、 「批評的・構造的に物事をとらえる」 「作品と対話し、生き生きとしたコミュニケーションを図る」 「歴史的・体系的な全体像の中に位置付ける」 といった6つの基本的な方法、および 「情報収集と情報処理をどのように行うか?」 「情報とアイディアをどのようにストックするか?」 など4つの実践のためのスキル・ヒントを詳細に解説。 そして第3部「実践リベラルアーツ――何からどのように学ぶのか?」において、 第1部、第2部の内容を前提としながら、 自然科学から社会・人文科学、芸術にいたるまで、 重要分野ごとの学び方を詳細に解説しつつ、 学ぶべき対象としての書物リストを紹介。 なぜ、現代の若者は新しいものを生み出すのが苦手なのか? なぜ、日本のビジネスパーソンは仕事以外の会話や付き合いを楽しめないのか? なぜ、日本の国家や企業は根本的な改革ができないのか? 長く停滞の時代にある日本において 一人ひとりが自分の頭で考え、主体的に行動していくための 「最強の武器」が、ここにある。 *本書は、オリジナル版『リベラルアーツの学び方』(2015年5月発売)の 本論部分にあたる第1部・第2部と、 各論に当たる第3部の概論部分・書物リストのみに絞り、 四六判サイズで読みやすく再編集したものです。
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