
人工知能のための哲学塾
三宅陽一郎
ビー・エヌ・エヌ新社 / 2016-08
累計読者数4
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 49/100
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この本について
仕事でも日常でも、判断のたびに「自分の考えってどこから来てるんだろう」とか、「三ヶ月前の自分と今の自分、同じと言えるのか」といった妙な違和感がふと湧くことがあります。考えすぎだと思いつつ、その正体がつかめずに置きっぱなしになっている人も多いはずです。僕もそのタイプでした。 『人工知能のための哲学塾』は、そういうモヤモヤを力づくで解決するというより、視点をずらしてくれる本でした。予定調和説のような古い議論から、アリストテレスの思考体系、普遍記号学、生態学的人工知能まで、一見バラバラの話が「人間の知能とは何か」という軸でゆるやかにつながっていきます。脳が物質的には入れ替わっているのに「自分は自分だ」と感じるのはなぜか、環境と知能がどれだけ結びついているのか、といった問いが急に身近に感じられる瞬間があります。 読んでいて強く思ったのは、専門知識を増やすというより、ものの見え方が静かに更新される感覚に近いということです。目の前の仕事で行き詰まったときでも、「考えるとは何をしている状態なのか」を少しだけ掴めるようになるだけで、選び方や迷い方が変わります。 自分の思考の“土台”を見直したい人に刺さる本だと思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの73%が集中しています。
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出版社による紹介
「知能とは何か」を探求する旅、世界はいま新しい物語を必要としている。ゲームAI開発を牽引する三宅陽一郎氏が解説。世界、自己の認識のあり方から人工知能に迫る、待望の一冊!
目次
フッサールの現象学
ユクスキュルと環世界
デカルトと機械論
デリダ・差延・感覚
メルロ=ポンティと知覚論
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