
社員29人以下の会社を強くする50の習慣
金村 秀一
明日香出版社 / 2015-11-19
この本について
会社を小さくやっていると、「結局どこに時間を使えばいいのか」「現場に入らざるをえないけれど、このままでいいのか」といったモヤモヤがつきまといます。僕もずっと同じことで迷っていて、売上よりも粗利益を気にした方がいいのか、銀行にはどれくらい正直に話すべきなのか、判断に迷う場面が多いまま走り続けてきました。 この本を読んで刺さったのは、社長が抱えている“なんとなくの不安”を、目の前の行動レベルに落としてくれるところです。例えば「利益を生む行動を3つ書き出す」とか「銀行に定期的に訪問して数字を報告する」といった、やれば確実に景色が変わる習慣がそのまま書いてある。現場に入りすぎて時間を食われがちな人には、「現場から逃げるな、でも現場に逃げるな」という言い回しが妙に腹落ちしますし、テリトリーを絞ってシェアを取りにいく発想は、焦って新規分野に飛びつきがちなときのブレーキにもなります。 もうひとつ良かったのは、「社長の姿勢」を社員や銀行にどう見せるか、というリアルな視点です。決算書より、日々の報告の積み重ねや、社員が方針を聞く姿勢そのものが信用につながる。これは数字の話というより、社内文化をどうつくるかの話で、小さな会社ほど避けて通れない部分だと思いました。 今のやり方にうっすら違和感があるけれど、何から変えていいか掴めていない社長に特に刺さるはずです。抽象論ではなく「これなら明日からできる」という習慣ばかりなので、あれこれ迷っている人ほど効きます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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