
夜行
森見登美彦
JTBパブリッシング / 2015-05-18
累計読者数3
平均ハイライト数 4.3件/人
推定読了時間 約4時間
star総合評価 38/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
仕事の帰り道や、家に着く直前のあの静かな時間に、ふと「自分はいま何を見落として生きているんだろう」と不安になることがあります。目の前の景色は見えているはずなのに、実際には言葉や思い込みで世界を薄く塗りつぶしてしまっている感じ。そんなときに森見登美彦の『夜行』を読むと、日常のすき間にひっそり潜んでいた“もう一段奥の世界”を、そっと指で示されるような感覚があります。 たとえば、車窓を眺めているつもりが、実は自分の中の言葉だけを見ていたという指摘。あるいは、夜の暗さを本当に理解するには肉眼で確かめるしかないという言葉。こういう場面に触れると、いつの間にか世界との距離が少しだけ変わるんですよね。観光地として知っているはずの出町柳や鞍馬、千光寺公園といった地名も、この物語の中では「そこに行ったはずなのに何かが抜け落ちている場所」として立ち上がってきて、自分の記憶の方まで揺れる感じがします。夜がどこへでも通じているという一言も、逃避ではなく、見ようとしていなかった方向があるだけなんだと受け取れる。 大げさに人生が変わるような本ではないけれど、見慣れた景色の奥にある空白にそっと光を当ててくれる物語です。いつもの道がふと違って見える瞬間を求めている人には、静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
本書の大きな特徴は上野駅の132年にわたる歴史と、上野駅を発着する各列車の解説、という2本の大きな柱から成り立っている。上野駅は1883年に開業以来、北の玄関口として重要な役割を担ってきた。1985年の新幹線駅設置とその後の東京延伸、さらにこのたびの上野東京ラインの開業によるスル―運転の実施など、上野はターミナルから主要中間駅へと役割を変えつつある。上野駅のこれまでの歴史を紐解きながら、役割を変えつつある上野駅の未来に至るまでを展望する。また櫛型ホームに象徴されるように、多くの長距離列車の始発駅としてのにぎわいと、これらの列車の歴史や特徴などを豊富な写真とともに解説している。 ※この電子書籍は2015年3月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部誌面内容を変更している場合があります
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