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有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

森見登美彦

幻冬舎 / 2017-04-04

累計読者数8
平均ハイライト数 1.6件/人
推定読了時間 約6時間23分
star総合評価 31/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 18%

この本について

仕事でも人間関係でも、自分の役目ってなんなんだろう…と立ち止まる瞬間ってありますよね。周りはうまくやっているように見えるのに、自分だけ余計なことを考えてしまって、気づけば「小人閑居して不善を為す」状態になっているというか。そんなときに、ふと心をほぐしてくれるのが『有頂天家族 二代目の帰朝』でした。 この作品の面白いところは、真面目に励ましてくるわけじゃなく、毛玉だの癇癪だのといった、どこか可笑しみのある世界を通して、自分のちっぽけな悩みに風が通るような感覚をくれるところです。たとえば「さっさと幸せになるがいい」と突き放すような優しさとか、「枯れ木も山の賑わいさ」と言ってしまえる距離感とか。肩に力が入りすぎているときほど、こういう言葉に救われます。面白きことは良きことなり、という開き直りにも似た視点は、気負いがちな日常から一歩外へ連れ出してくれます。 物語としては賑やかで大げさなのに、読んでいる側は妙に現実の自分を思い出してしまう。その落差が、考えすぎる癖のある人にはちょうどいいんだと思います。自分のペースを取り戻したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

狸の名門・下鴨家の矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。皆が恐れる天狗や人間にもちょっかいばかり。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎ“二代目”が英国より帰朝し、狸界は大困惑。人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を探しているし、平和な日々はどこへやら……。矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ!
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