
コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)
町田そのこ
累計読者数4
平均ハイライト数 18.8件/人
star総合評価 50/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%
この本について
仕事も人間関係も、ちゃんとやってるつもりなのに「自分はこれでいいのか」と急に不安になることがあります。頑張り続けられない自分に落ち込んだり、人の顔色ばかり気にして疲れたり、家族との距離の取り方が分からなくなったり。表向きは平気でも、内側はぐちゃぐちゃなまま進んでしまうことってありますよね。 『コンビニ兄弟』は、そのぐちゃぐちゃを無理に整えようとはしません。ただ、登場人物たちのちょっとした言葉や行動が、「あ、こういう風に考えてみてもいいのかも」と気持ちの向きをそっと変えてくれます。たとえば、辛いときほどちゃんと食べることを勧める場面や、続けられること自体を才能と認める視点、夫婦や家族が“互いを育てている”という気付き。どれも大げさじゃないのに、不思議と胸の奥の固まったところがゆるむんです。 そしてこの本が効くのは、誰かが完璧だからではなく、みんな迷いながらやっとの思いで踏ん張っている姿が描かれているからだと思います。行動で判断する、誰かの好きを応援する、たった一人でも認めてくれる人がいれば十分だと気付く。読んでいるこちらも「そんなに無理しなくていいか」と自然に息がつけます。 日々の生活の中で、自分のペースや気持ちが分からなくなりがちな人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
この優しい出会いは小さな幸せのはじまりだ。百合は大好きだった夫と別れ傷心の一人暮らしを始めるが、門司港で妙に賑うコンビニを発見する。舞人はかつてヒーローになりたかった。自分を見失う彼の元に突如訪れた「テンダネス着ぐるみ」任務。その背後にはとあるコンビニ店員との過去から今に繋がる熱い友情があった。報われるばかりの人生でなくとも手にすることができる小さな幸せがここにある。温かなコンビニ物語第四弾。
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