
いい文章には型がある (PHP新書)
吉岡 友治
PHP研究所 / 2013-02
累計読者数4
平均ハイライト数 17件/人
推定読了時間 約5時間5分
star総合評価 61/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 50%
この本について
文章を書くたびに、「なんとなく言いたいことはあるのに、うまく形にならない」「根拠を並べているはずなのに、自分でも説得力が弱い気がする」そんなモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。頑張って書けば書くほど迷走して、読み返すと自分でも話の筋がつかめなくなる、あの感じです。 この本を読んで救われたのは、文章力とはセンスよりも“型の理解”なんだと腑に落ちたことでした。たとえば、根拠をたくさん並べたくなるのは「本当はその根拠自体に自信がないから」と気づけると、文章の組み立て方がガラッと変わります。問題設定も同じで、「自分の悩みを一般化できているか」を問い直すだけで、読者の関心の引き寄せ方が具体的に見えてきます。そして、接続詞の扱いひとつで流れが変わるという指摘も、書いているときには気づかない盲点でした。 型を知ると、文章が急に上手くなるというより、「今どこでつまずいているか」が可視化されて、書くストレスが確実に減ります。文章に個性がなくなるどころか、ルールに沿うことで、むしろ余白の部分を自覚できるようになる感覚もありました。 自分の考えを言語化するときに毎回しんどくなる人、議論や企画書の途中で話が散らかりやすい人には、特に刺さると思います。
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出版社による紹介
文章はざっくりと三つの型に分かれる。論理的な「主張型」の文章では、「問題→解決→根拠」の構成が読者にとって親切であり、接続詞「そして」は使わないほうがいい。物語や経過報告は「ストーリー型」に属し、小説では情景や行動の描写によって人物の心情を示すといった手法が用いられる。三つ目はエッセイなどの「直観型」。本書では幸田文の名文などから、個人的体験を普遍的思考につなげる過程を学ぶ。
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