
話すための英語力 (講談社現代新書)
鳥飼玖美子
この本について
英語を話す場面になると、文法よりも「言い方」ばかり気になって固まってしまうことがありますよね。ぶっきらぼうに聞こえていないか、相手を不快にさせていないか、そもそも自分の言いたいことが英語でうまく形にならない。僕も同じことで何度もつまずいてきました。 この本が面白いのは、英語の上手さよりも「どう伝わるか」を丁寧に扱っているところです。例えば、同じお願いでも言い方によって距離感がまったく変わることや、"you" を主語にすると相手が身構えやすいこと。日本語の感覚が無意識に英語に乗ってしまうからこその“ギャップ”に気づけると、変にネイティブを真似しようと力む必要がなくなります。そして語彙の話も現実的で、受け身で知っている単語があっても、使える語彙に変えるには、読む・書く・声に出すという地道な工程が欠かせない。その手順がちゃんと説明されているのがありがたいところでした。 さらに「結論を先に言う」「異文化コミュニケーションとして英語を使う」という視点のおかげで、完璧に話そうとするプレッシャーが少し軽くなります。私たちが目指すのは“ネイティブっぽさ”ではなく、“相手にとって分かりやすい英語”でいいんだという割り切りは、気持ちをかなり楽にしてくれました。 英語を話すときに、丁寧さと自然さのバランスで毎回モヤモヤする人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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