
本物の英語力 (講談社現代新書)
鳥飼玖美子
講談社 / 2016-02-16
この本について
英語の勉強って、やっているつもりなのに「何が身についているのか分からない」みたいなモヤモヤが残りがちですよね。映画を観ても字幕を追うだけで終わったり、単語帳をめくっても実際の場面で使える気がしなかったり。僕もずっと同じところをぐるぐる回っているような感覚がありました。 この本が良かったのは、そういう“漂い続ける学習”から一度距離を置かせてくれたところです。まず、言語は「聞く・読む・書く・話す」の四つをまとめて扱うものだという前提に立ち返らせてくれて、どれか一つだけ磨けばいいわけじゃないことが腑に落ちます。特に強調されている「読むこと」を中心に据える考え方は、語彙を増やすだけでなく、文脈の中で意味をつかむ力までついてくるので、あとで話す・書くときの基礎にもなる。洋書のセンテンスを丸ごと写すというシンプルな練習も、自分でもやってみると意外と効くんですよね。 もう一つ、学習目的を自分で決めるという視点も大きかったです。なんとなく「英語できたらいいな」だと、どこまでやればいいのか分からず迷子になる。この本は、同時通訳者がどう専門分野の語彙を身につけていくかといった実例を通して、目的に応じて学び方を変える必要があることを示してくれます。派手さはないけれど、地に足のついたアプローチです。 英語学習に少し行き詰まっていて、「ちゃんと理解しながら積み上げたい人」に静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





