
将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!
松永 暢史
すばる舎 / 2014-12-22
この本について
子どもに本を読ませたい気持ちはあるのに、実際は「全然読まない」「読み聞かせってどこまでやればいいのか分からない」と手探りのまま時間だけ過ぎていく。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。読書が大事なのは分かっているのに、やり方となると急に曖昧になるんですよね。 この本が助かったのは、「読書=量」と単純化するのではなく、その“入口の作り方”がめちゃくちゃ具体的だったことです。特に刺さったのは、読み聞かせはただ読めばいいわけじゃなく、「一音一音ハッキリ読むと、子どもの耳が開く」という指摘。実際、抜粋にもあったように、音が聞こえていない子は文章の構造が入ってこないから、黙読すると同じ行を何回も読んでしまうことすらある。単に習慣づけではなく、耳を通して言語の土台を育てるプロセスなんだと腑に落ちました。 もう一つ印象的だったのが、「またこれ?」と言わない、という話。子どもが同じ本を何度も持ってくるのは、内容を暗記してでも“入りたい世界”があるという証拠で、むしろ読み聞かせがうまくいっているサイン。大人の都合で新しい本ばかり渡すより、この反復を一緒に味わうことが読書の喜びにつながるんだなと、気持ちが少し軽くなりました。それに、寝る前の読み聞かせがそのまま安心の時間になるという視点も、親の肩の力を抜いてくれると思います。 「どうにかして本好きな子になってほしいけど、何から始めればいいのか分からない」という親御さんにいちばん刺さる本です。読書の“量”を積ませるために、まず家庭でどんな空気をつくればいいのか。その感覚がつかめる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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