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秘密結社Ladybirdと僕の6日間

秘密結社Ladybirdと僕の6日間

喜多川 泰

サンマーク出版 / 2017-01-10

累計読者数5
平均ハイライト数 21件/人
推定読了時間 約4時間22分
star総合評価 69/100
trending_up後半加速型
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この本について

仕事でも目標でも、人からの応援をどこかで期待してしまう一方で、「今の自分の実力じゃ追いつけないんじゃないか」と不安になるときがあります。頑張っているつもりなのに、自分だけが空回りしているように感じる日もあるし、誰かの力に乗って近道したい気持ちがよぎって、あとで自己嫌悪になることもあります。そういうときに、この本の抜粋が強く保存されている理由がよくわかりました。 この物語がくれる視点はすごく現実的で、変に背中を押す感じでもないのに、気づいたら背筋が伸びるんですよね。たとえば「誰かに引き上げてもらって入った世界では生き残れない」という場面は、肩を叩かれるような感覚があります。自分の力で扉を開ける準備をしなきゃいけない。その当たり前を、物語として突きつけてくる。また「努力と結果の天秤」の話は、妙に胸がざわつきます。努力以上の結果を嫌う、という発想は意外ですが、でも本音ではわかる気がする。無理して手に入れた成果って、どこか落ち着かないんですよね。 もうひとつ刺さるのは、「本気で頑張っている姿は、必ず誰かの心を打つ」というところ。本気になったら応援が現れる、というのは根拠のない励ましじゃなくて、この物語では“自分と向き合って逃げない人が、結果として人を巻き込む”という筋が通っている。だからこそ、読んでいて無理がないし、妙な熱さだけで押してこない。 自分の努力がどこにも届いていない気がするときや、逃げた自分をごまかせなくてしんどいときに、この本は静かに効いてくると思います。こんな人に刺さる:近道より“ふさわしい自分”でいたいと思っている人。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

勉強も部活も恋も、何もかも中途半端な18歳の少年が出会ったのは、 鳥肌が立つくらい、本気になって“今”を生きている大人たちだった……。 主人公の颯汰(そうた)は誰もが羨む水泳のセンスを持つ高校3年生。 しかしライバルに本気で挑んで負けるのが怖く、早々に水泳を辞めて「書道部」に所属しながらダラダラした受験生活を送っている。 そんなある日、颯汰は熱中症になって道端で倒れてしまう。 次に彼が目を覚ますと、そこは父親がお気に入りで何十回と観ている映画『Ladybird』に出てくるバーだった。 しかも目に映った人物は映画の中でいつも観ているその人たち本人……。キラキラと輝くように生きている大人たちとの出会いが、颯汰を変えていった。 「生きることがつまらなかった。だけど僕は、あの日、あの人たちに出会って、自分との約束を守る大人になると決めたんだ」 10代のストレートな心模様を描く青春小説の名手が挑んだ、まったく新しい登場人物たちの設定とストーリー展開。 読み終わったとき、誰もがきっと自分の人生を静かに見つめ直すことでしょう。
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